ブドウって体にいいの?栄養はどのくらいあるもの?
果物の中でも、歴史が古いフルーツの「ぶどう」。日本では60種類ほどが作られていて、いろいろな形と甘味があり、ブランドごとの違いを楽しめる果物でもあります。
デザート代わりに食べている方も多いかもしれませんが、果たして体にはよいのでしょうか?
「ぶどう」に詳しい主婦の方に、その魅力と食べ方や保管方法まで、詳しく聞いてみました!
目次
1.ぶどうの栄養素とその効能
ぶどうはその名の通りブドウ糖が多く含まれています。
このブドウ糖は体の中ですばやく吸収されるので、疲れている時の疲労回復や試験勉強で頭をフル活用する時の脳の栄養に最適です。
また、ビタミンも豊富です。特に多いのはビタミンCとビタミンB群です。
ビタミンCは免疫力を高めてくれるので、冬場や季節の変わり目の風邪予防に食べています。
ビタミンB群は体についてしまった糖質や脂質を代謝してくれるので、ダイエットをしている時にも甘いものは控えながらもぶどうは食べても影響が少ないのです。
ぶどうに入っていることで有名なポリフェノールは抗酸化作用があります。抗酸化作用があると血管の柔らかさを保つ効果があり、生活習慣病の一つの動脈硬化を予防できます。
2.ぶどうの種類、これがおすすめ
色も大きさも様々な品種がありますが、シャインマスカットがオススメです。
優しいグリーンのマスカットで甘みも程よい上に、タネもなく皮を剥かずにそのまま食べることができます。
小さな子供でも自分で食べることができて、手のベタベタも少ない品種です。
ちなみにぶどうは果皮の色によって「赤系」、「黒系」、「緑系」の3つに分かれます。日本では黒・緑系が主流です。
巨峰
「ぶどうの王様」とも呼ばれる定番のブドウです。粒は大きく歯ごたえがあり、甘味もしっかりしています。
皮はむきやすく種は少なく取り出しやすいので、大きさを除けば食べやすい分類に入るでしょう。
ピオーネ
比較的粒の大きい巨峰よりも、さらに大粒のぶどうとして有名です。
一口で食べずらいのが難点ですが、甘味が強くて日持ちがよいので人気はあります。
ちなみに種無しのものを「ニューピオーネ」と呼びます。
3.おすすめのぶどうの食べ方・調理法
シャインマスカットの美味しい食べ方は、タルトケーキをオススメします。
タルト型は市販のものでもいいですし、ビスケットを砕いたものをバターと少量のミルクと混ぜて焼くとタルト型になります。
そこにカスタードクリームと生クリームを塗ります。
カスタードはホットケーキミックスと卵黄を混ぜたものをこまめにかき混ぜながらレンジで温めるとできます。
この時カスタードと生クリームの甘さを最小限に抑えた方が、マスカットの甘さが引き立ってより良いバランスになります。
生クリームの上にマスカットを半分に切ったものを隙間なく並べます。贅沢できる時は切らずに丸いまま敷き詰めます。
これだけでも美味しいですが、ゼラチンでコーテイングするとツヤツヤになって宝石のようにキラキラして、目でも美味しさを味わえます。
4.おいしい「ぶどう」を見分けるコツ
スーパーでは一粒の大きさが大きくて、隙間なくぎっしり詰まっているものを選んでいます。
ぎっしり詰まっているものでも、内側が腐っていたり黒くなっているものがないかを覗き込んで確認すると確実です。
また見た目の緑色がムラなく鮮やかで、マスカットの皮の張りが強いものを選んでいます。
柔らかいものは熟している証拠かもしれませんが、張りのあるものの方が収穫されてから時間が経っていないものだと思うので、新鮮さを求めるなら張りのあるものがいいです。
また、色が鮮やかに色づいているものは、味が良いことが多いです。
5.日持ちさせる、ぶどうの保存方法
保存は冷蔵庫の野菜室の上の段に入れています。
その時ビニールなどには入れず、新聞紙かキッチンペーパーで包んだ後に、カゴがプラスチックケースに入れて保存しています。
保存する時は自然の木に付いている環境に似せた方が持ちがいいと聞いているので、涼しくて風通しが良いように吸湿性の高い新聞紙に包んでいます。
ビニールに入れると湿気がたまって水滴がつき、枝と実の間からカビが生えやすくなります。その後にケースに入れるのは野菜室の他の野菜に潰されないようにする為です。
また、水分がついていると痛みの原因になってしまうので、食べないものは洗わないようにするかしっかりふき取りましょう。
ぶどうは日持ちしにくいものですので、買ってきてから2~3日で食べきるのを一つの目安にするとよいでしょう。
6.まだまだある、ぶどうの魅力
ぶどうの魅力は、巨峰のような紫のぶどうと緑のマスカットの2種類の味が楽しめることです。
紫のぶどうは皮の渋みを味わえて、甘いものが欲しい時に食べるのにちょうどいいです。
マスカットはさわやかな味と香りなので、脂っこい食事の後にデザートとして食べるのに良いと思います。
またぶどうは火を通してもおいしいので、小さく切って鍋に入れて塩胡椒を合わせるとお肉料理に合うコクのあるソースができます。
最初からソースにするのはもったいないので、食べきれなかったものを使うと良いです。